中条橋落橋 地震に雪で(2012.2.22)

長野県栄村で先月30日、中条橋の落橋が見つかった。土木学会関東支部調査団として震災後に橋を見てきた中央大の平野廣和教授は「昨年3月12日の震度6強の揺れで固定沓と桁をつなぐボルトが外れ、桁が橋台に引っ掛かった状態だった。ボルトが外れた付近が雪の重みに耐えきれず、桁が橋軸方向にずれ、滑り落ちたのでは。橋脚は雪に埋もれ確認できなかったが倒れていたようだ」。
村は震災後に通行止めし、3月議会後の架け替えを予定、除雪は省いていた。現在、撤去方法を検討中だ。橋長95㍍、幅員7㍍の橋上に約3㍍積もった雪は約600~900㌧とも試算される。
高齢化による耐力低下で通行止めしている橋は増えている。土木研究所構造物メンテナンス研究センター長の大石龍太郎理事は「設計で雪荷重はみる。今回は地震が影響した」。(橋梁新聞編集部 根津寿子)
写真説明=雪に埋もれて橋脚は確認できない